シーティングの基本的な知識やリハビリテーション過程における位置づけを重視して編纂
シーティングの現場では、車いすや座位保持装置の使用者(ユーザー)からの多くのニーズに対応し問題解決を図る深い知識と、身体状況に適合したモノづくりが求められている。 本書は、医学・工学はもとより用具の製作や使い方に至るまで、多角的視点で構成され、シーティングに必要な知識と考え方、製作技術について、基礎・応用・実践と幅広く学べる書である。
定価(税込): 6,804円
ISBN: 978-4-89984-138-8
B5判並製・428ページ
刊行にあたって 澤村誠志
監修のことば 伊藤利之
はじめに 日本車椅子シーティング協会
執筆者一覧
第1章 基本事項
1.基本用語
2.座位保持装置および車いすの定義
3.補装具
4.日常生活用具
5.福祉用具の定義と分類
6.介護保険による福祉用具貸与(レンタル)および購入費支給制度の概要
第2章 リハビリテーションにおけるシーティング
1.リハビリテーションの視点
2.シーティングの評価と支援計画
3.シーティングの効果と限界
4.チームアプローチと福祉用具の支給
5.フォローアップのあり方
第3章 医学の基礎知識
1.身体の構造・機能
2.運動学
3.拘縮と変形
4.褥瘡の基礎
第4章 用具の種類と機能
1.座位保持装置
2.車いす
3.電動車いす
4.その他の姿勢保持装置
5.周辺機器
第5章 材料・構造・力学
1.機能材料
2.構 造
3.材料・構造・力学
第6章 評価と処方、その対応
1.評 価
2.処 方
3.シーティングの実際
第7章 採寸・採型から実用まで
1.採寸・採型の考え方とポイント
2.設 計
3.製 作
4.既成パーツ・完成用部品の利用
5.仮合わせ
6.完成チェックと納品
7.使い方
8.フォローアップとメンテナンス
編集後記 木之瀬隆
索引
監修者および編集委員