株式会社きさく工房
〒811-2126 福岡県粕屋郡宇美町障子岳南5-10-11
TEL:092-932-6320
FAX:092-932-1037
URL:http://www7a.biglobe.ne.jp/~kisaku/
設立および沿革
1974年に同郷(長崎県佐世保市)出身の故竹野廣行氏、光野有次氏、松枝秀明の3名で、障がい児のため「生活のものづくり、でく工房」を東京都練馬区に創立。
翌年1975年に松枝秀明が福岡で「きさく工房」を設立し、2015年に設立40周年を迎えました。
「きさく」の由来 三つのきさく
一つめは、きさくな人柄。
二つめは、木で作るきさく。
そして三つめは、「奇策」を練るきさく=面白いことを企む、提案するといった三つの意味がこめられています。
従業員
社員61名、パート12名の総勢73名。
事業体系と営業範囲
1 地域個別対応事業部
○シーティング・車いす課
座位保持装置・車いす等を中心に製造・販売。総勢22名、シーティングエンジニア取得者かつ福祉用具専門相談員でもある施設担当主任が17名、主任補佐・アシスタントが5名で、22名中3名が義肢装具士です。
一人の担当者が金属加工課、縫製課と連携して、製造と営業の全てをおこなうスタイルで、申請・打合せに始まり製造、仮合せ、そして納品からアフターフォローまでを一貫しておこない、各自が研鑚を積めるシステムをとっています。
営業エリア:福岡県全域、福岡市、北九州市、佐賀県、大分県
○レンタル課(介護保険福祉用具貸与事業)
専属スタッフ(実働)は2名ですが、貸与品であっても高い適合性を提供できるよう、個別製作で培ったノウハウをもとに活動しています。
営業エリア:自社を中心に車で約一時間圏内
2 全国卸・販売事業部
全国卸・販売業務課、開発課、金属加工課、縫製課、品質管理課から構成。また、全国各地の展示会への出展、製品説明など、全国の補装具製作事業者様への営業活動もおこなっております。
個別製作品と製品開発について
設立から20年ほどは、「工房バギー」以外の製品(座位保持装置・カーシート・排便補助具・起立保持具・室内用の歩行器・プラットホーム・訓練器具など)は木工で一品一品製作しておりました。
現在では木工以外だけではなく、金属加工でもオーダーメイドの座位保持装置や車いす・簡易型電動車いすを製造できるようになり、加工技術の向上に伴い入浴用具まで手がけております。
そうした自社地域で個別製作した製品や機構、その対象者像や生活使用場面などの考え方をシーティング・車いす課で共有し、あらためて各施設において提案・製作して効果のあった技術を開発へフィードバック。それらの確かなソースを製品化のコンセプトに取り入れて開発しております。
企業理念
明文化した企業理念はありませんが、今春リニューアルした総合カタログ巻末に弊社のものづくりの姿勢や考え方を掲載してある通り、利用者ならびに周囲にいる方々のあたり前な生活を実現する道具作り、そのニーズを果たすためにトライしていくことの面白味や難しさ、それを形にする喜びを社員全員で共有したいと考えております。
弊社を構成する各課の責任者にはシーティング・車いす課を経た者が多く、今の役割は異なっていてもその経験が利用者へ提供するサービスや品質を考える糧になっていると自負しています。
JAWSに対して
販社(義肢装具製作会社、姿勢保持具の製作を専門とした工房など)、介護保険貸与事業者、メーカー、商社と様々な業態の企業が集結した稀で特異な協会だと思います。
特異ではありますが、各会員企業様の得意分野を存分に活かして「人・もの・制度・環境」と発展的に進んでいければと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します!
卸事業部担当取締役 営業部長 西方 倫彰
株式会社きさく工房HP