有限会社さいとう工房
〒130-0004 東京都墨田区本所4-27-3
TEL:03-3621-0508 FAX:03-3621-0537
URL:http://www.saitokobo.com/
F B:https://www.facebook.com/saitokobo.tokyo.japan/
設立
1994年 個人事業「さいとう工房」創業
2000年 有限会社として法人化
事業にかける思いと取り組み
競争社会で勝つことが目的だった40代の頃、「魂主義」という概念に出会い立ち止まった。「勝つためだった技術を、他の役に立つために使いたい」と、1994年に重度障害者を対象にした福祉機器の開発・製作、電動車椅子の改造などを行う「さいとう工房」を創業した。
その後、車椅子とその技術(ハードとソフト)をもとに、車椅子ユーザーの課題解決と可能性や生き甲斐の創造を目指してきたが、その過程で3つの取り組みを行っている。
- 6輪電動車椅子の開発と販売、修理。また障害者就労を促進する電動車椅子の開発。
- NPO法人「さくら・車いすプロジェクト」の推進、不要車椅子(主に電動)をアジアの途上国に提供し、併せてシーティングや車椅子製作・修理技術を当該国の障害者団体に伝授。さいとう工房での車椅子研修生の受け入れ。
- 「レルCommunity」を拠点に、障害者の生き甲斐や社会参加等をテーマにした「レルカフェ」の開催および交流。4年で延べ2000人の来訪者と交流、海外からも毎年十数カ国から来訪。
【好きな言葉】:「そうだとしても、こうすることもできる。」
アジアとの関わり
1999年のフィリピンを皮切りに韓国、タイ、パキスタン、ネパール、カンボジア、べトナム、コスタリカ等で車椅子製作や修理ワークショップをJAWS技術者の協力も得て開催してきた。また様々な国の障害者自立センターとの交流会や研修生の受け入れも行っている。特にパキスタンからの研修生は自国で車椅子製作を行い、それを車椅子の交付制度に迄発展させた。途上国障害者のボトムアップを応援している「さくら・車いすプロジェクト」の推進に対し2019年2月に「企業フィランソロピー賞」を授与された。
事業内容
電動車椅子の販売、修理、改造、開発。介護保険制度による福祉用具貸与。
従業者数
14名(パート含む)
今後の課題
企業規模が小さいため、デモや個人対応に製作が追い付かないという長納期化の解消。
JAWSに対して
一企業では困難な課題(制度と現実の大きなギャップや複雑な税法等)に協会として取り組んで解決の道を付けて欲しい。
代表取締役 斎藤省
有限会社さいとう工房HP